こんにちは 今日はわたしたち夫婦の不妊治療にかけたお金のことを話します。細かく記録していないので、曖昧なところもありますが、およそこんなもんですというものを紹介します。
まず、治療を始めた2015年頃はまだ不妊治療は保険の適用外でした。人工授精3、4回、採卵9回、移植2回は保険外で行いました。人工授精は1回1万2千円ほどだったと記憶しています。人工授精するまでに、卵胞チェックが何回かあるので、急な通院が必要でした。採卵はどんな治療で卵胞を育てるかにもよると思いますが、1回30万~40万くらいでした。わたしの場合、卵胞がなかなか育たないのと、個数が少なかったので、採卵までの注射の回数が多くなり、金額が高くなりました。でも、保険が適用しない代わりに、助成金を県と市に申請していました。県と市の助成金は、合わせて20万くらいだったかな、申請の回数は1年で6回だったと思います。体外受精がうまくいかなかった方が、助成金で元がとれて、複雑でした。
体外受精が1年で6回までの助成金が申請できるにしても、体力的にも精神的にもやる気はわきませんでした。仕事をしながらの通院は本当に大変でした。不妊治療が保険適用になったときには、実家を離れて夫の転勤について行ったので、パートで働いていたし、通院はしやすかったですが、治療のことは周りに言いづらい、気を遣わせる、かわいそうと思われるんじゃないかなど、嫌なことばかり考えていました。
不妊治療が保険適用になり、負担は3割になったけど、通院の負担は変わりません。こんなにいろんな家族のあり方があるにも関わらず、「子どもは?」「子どもいなくてさみしいね」と言われてしまう世の中が変わってほしいものです。
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